ポール・マッケンナの催眠療法の効果とは?現在は?

オススメの本、レビュー

昔、私が夢を追いかけていた頃にハマっていた自己啓発本があります。それが、ポール・マッケンナさんの本でした。

中でも一番印象に残っているのが、世界的ベストセラーとなった『7日間で人生が変わる』という本です。付属のCD音声を聞くだけで前向きな気持ちになり、気がつけば考え方がポジティブに変わっているという不思議な内容。当時は気づいていませんでしたが、今思うとあれは催眠の技術だったんだなと感じます。

ポール・マッケンナさんは、イギリスの元ラジオキャスターであり、催眠療法士でもあります。NLP(神経言語プログラミング)を活用した催眠療法で、多くの有名人の治療にも成功している方です。

私自身が実際に購入して読んだのは、『45分で強い自分になろう ~自信獲得プログラミングCD付き~』や『億万長者脳 ~大富豪に聞いた富の心理とお金の稼ぎ方~』、そして『食べるダイエット』といった本たち。どれも内容が実践的で、読みながらどんどん前向きな気持ちになっていく感覚がありました。

当時は話題になっていて、書店でもよく見かけました。私は買っていませんが、『禁煙エクササイズ』や『【不眠対策CD付き】人生を変える黄金睡眠メソッド』などの関連書籍も出版されています。

今回は、そんなポール・マッケンナさんの本の効果について、改めて振り返ってみたいと思います。

 

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ポール・マッケンナ氏は、催眠療法をどこで習得したのか?

実は彼は「NLP(Neuro-Linguistic Programming=神経言語プログラミング)」を学んでいます。NLPは、催眠療法の大家であるミルトン・エリクソンの手法をベースに、1970年代初頭にリチャード・バンドラー(数学者で心理学部の学生)と、言語学者のジョン・グリンダーによって開発された、心理学・言語学・心理療法が融合した実践的なメソッドです。

ポール・マッケンナ氏は、このNLPの創始者であるリチャード・バンドラー本人から直接指導を受けたと言われています。

つまり、マッケンナ氏の催眠療法の技術は、NLPの源流とも言える本格的なトレーニングを通じて培われたものなのです。

ポール・マッケンナの本とは?内容をざっくり紹介

ポール・マッケンナの著書は「本で理論を学び、CDの催眠音声で実践する」というスタイルが特徴です。
催眠の手法としては、ミルトン・エリクソンの現代催眠をベースにしたもので、多くの心理カウンセラーや自己啓発系のプログラムにも取り入れられています。

本ごとにテーマが異なり、「自信」「成功」「ダイエット」「禁煙」などさまざまな悩みに対応しています。

7日間で人生を変えよう(CD付き)

一番有名で、日本でも多く読まれている本です。

成功、健康、富、心の幸福など、人生のあらゆる面を7日間で改善するためのプログラムを収録。
「成功者の思考」をインストールし、悪い習慣から抜け出すことを目指します。

「全英で60万部。人生で「成功」をつかむためのノウハウを、マッケンナ博士が長年の研究をもとに、7日間で終えられるプログラムにまとめた空前のベストセラー。これ一冊で成功、健康、富、心の幸福、すべてが手に入る! マインドプログラミングCDつき。」

日本ではこちらの本が一番売れたように思います!

7日間で人生を変えよう(CD付き)

45分で強い自分になろう(自信獲得プログラムCD付き)

自信がすべての成功と幸福の土台、という考えのもと、
催眠CDを使って「自信」を潜在意識に刷り込んでいく内容です。
最短・最強の自信獲得メソッドを謳っています。


45分で強い自分になろう ~自信獲得プログラミングCDつき~

億万長者脳 大富豪に聞いた富の心理とお金の稼ぎ方

「お金持ちの考え方」を脳にインストールするというテーマの一冊。
NLP、タッピング、催眠などを組み合わせて「リッチ思考」を育てていきます。
いわゆる“お金持ちマインド”本ですね。

億万長者脳 大富豪に聞いた富の心理とお金の稼ぎ方

禁煙エクササイズ

CDと指の動きによるテクニックを使い、無理なく禁煙する方法を紹介。
呼吸法やイメージ法、ストレス対処など、複数のアプローチを紹介しています。
レビューを読む限り、実際に禁煙に成功した人も少なくないようです。


禁煙エクササイズ

食べるダイエット

「食べることを我慢する」のではなく、「食べ方」に着目したダイエット法。
付属CDと一緒に、以下の“4つのゴールデンルール”を守ることがカギになります。

  • お腹が空いたら食べる

  • 食べたいものを食べる

  • 一口ずつ味わって食べる

  • 満腹だと感じたらやめる

理にかなった内容ですが、仕事中に実行するのはちょっと難しさも…。


食べるダイエット

【脳活性化自己暗示CD付き】 さあ、脳を進化させよう

脳の使い方をアップデートしよう!という内容。
天才たちの思考法や、脳科学の最新研究を取り入れ、創造性や集中力を高めていきます。
CDを使って自己暗示をかけ、思考力や直感力を鍛える構成です。

私は未読です。

【脳活性化自己暗示CD付き】 さあ、脳を進化させよう

【不眠対策CD付き】人生を変える黄金睡眠メソッド

本書には催眠CDがついており、それを聴けば、生まれつきあなたの体に備わった眠りのメカニズムがリセットされ、自然と前よりも簡単に、身も心も休まる深い眠りを手に入れ、望むことを達成するエネルギーを得て、生活の質を全面的に高められるようになるだろう。『7日間で人生を変えよう』著者が贈る、世界一効く快眠法!

眠れるようになったというレビューもあれば、逆に覚醒してしまうというレビューもありますね。

【不眠対策CD付き】人生を変える黄金睡眠メソッド

ポール・マッケンナの本はどんな人に向いてる?

  • 催眠や自己暗示に興味がある

  • 短時間で気軽に試してみたい

  • CDでの音声催眠に抵抗がない

  • 「自己啓発本を試してみたいけど何から読めば…」という人

価格も手頃で(中古だとCD付きで150円ほどで買えることも)、入門編としてはアリだと思います。

ただし、効果の感じ方には個人差がありますので、気になるテーマを1冊試してみるのが良さそうです。

ポール・マッケンナの催眠療法の効果とは?

私が以前購入したポール・マッケンナさんの本には、催眠音声が付属していました。期待して何度も試しましたが…正直なところ、私にはあまり効果を感じられませんでした。

音声の内容は、ポール・マッケンナさんの問いかけに対して、自分自身が未来のイメージや内容を頭の中で思い描いていくというもの。静かな環境で何度も聴いてみたのですが、人生が劇的に変わるような実感は得られませんでした。

催眠療法ならミルトン・エリクソン系の「自己催眠」がオススメ

ポール・マッケンナさんの手法ではピンとこなかった私ですが、それから10年以上経った今、「自己催眠」という言葉に改めて注目するようになりました。

きっかけは、大嶋信頼さん関連の話題でTwitter上のやり取りをしていた時。心理カウンセラーの風宮さんという方から、「自己催眠」について教えていただいたんです。

実際に取り組んでみると、ポール・マッケンナさんの手法と似ている部分もありつつ、こちらの方が断然効果を感じました。

 

大嶋信頼さんの催眠療法とポール・マッケンナさんの催眠療法の違い

現在、私が信頼している大嶋信頼さんの催眠療法とは、やはり明確に違いがあると感じています。

ポール・マッケンナさんの催眠は、視覚的なイメージを使ったり、舞台で行われるようなショー的な催眠の流れを汲んでいる印象です。

一方で、大嶋信頼さんの催眠は「現代催眠」と呼ばれるもので、無意識に直接働きかける言葉を用いることで、内側から自然と変化を起こしていくアプローチです。

この方法は即効性があるわけではありませんが、少しずつじわじわと変化していくため、反動も起きづらく、持続的な効果を感じやすいのが特徴です。

また、大嶋さんの「催眠スクリプト」はとても有名で、無料で公開されているのでぜひ一度聴いてみてください。

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ポール・マッケンナさんの現在の活動は?

ポール・マッケンナさんは現在もイギリスで非常に人気が高く、現役で活躍されているようです。これまでにユアン・マクレガーさんやデヴィッド・ボウイさんなど、多くの有名人の治療も行ってきた実績があります。

日本ではあまり話題にならなかった印象ですが、本自体は今でも手に入りやすく、中古なら150円前後で見つけることもできます。催眠に興味がある方なら、まずは気軽に試してみるのもアリかもしれません。

ただし、中古で購入する際は「CD付きかどうか」を必ず確認してくださいね!

ポール・マッケンナの催眠療法まとめ

ポール・マッケンナの本は、心理学と催眠療法をベースに「成功」「自信」「禁煙」「ダイエット」「富の習得」など、人生のさまざまなテーマに対してアプローチできる内容となっています。本と付属CDを併用することで、無意識に働きかけ、思考や行動の変化を促すことを目的としています。

代表作『7日間で人生を変えよう』では、成功習慣を身につけるためのプログラムが7日間にまとめられており、日本でも広く読まれました。他にも「自信をつける」「億万長者の思考を身につける」「禁煙を成功させる」「ダイエットに成功する」といったテーマごとに書かれた本があり、それぞれに音声CDがついています。

ただし、催眠の効果は人によって大きく異なり、筆者自身はポール・マッケンナのCDでは大きな変化は感じなかったとのこと。一方で、大嶋信頼さんの「現代催眠」や「催眠スクリプト」は、より無意識に働きかけるアプローチで、徐々に変化が現れやすく、反動も少ないと感じたようです。

ポール・マッケンナの催眠療法は、「即効性」を期待するよりも、自分に合ったテーマや方法を選び、繰り返し活用することで効果を感じやすくなるかもしれません。試してみたい方は、中古でもCD付きで手に入る場合があるので、興味のあるテーマから挑戦してみると良いでしょう。

 

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