「催眠ガール」は、大嶋信頼さん初の小説です。
本当はセミナーに行った時に、会場で本を買ってサインをもらいたいと思っていたのですが…
大嶋信頼さんのブログで、読んだ人の効果などが書かれていたので「私も変わりたい!」と焦って買ってしまいました!(買うようにもっていかれたな~w)
では読んだ感想を紹介します。
|
中身は小説、でもところどころにスクリプト(催眠)がはいった物語
催眠ガールは最初必要かな~?と思っていました。
毎回「不安な人」とか「友達がいないと思っている人への本」などの実践的な本は買っているし、
でも大嶋信頼さんのブログで、「催眠ガールには大嶋信頼さんが催眠の師匠からもらったスクリプトと同じようなものをいれてある」って書いていたんです。
そのエピソードは大嶋信頼さんが昔催眠のお師匠さんに夢を聞かれて「本を書きたいです。」と答えた時に、お師匠さんからあるスクリプトを読まれたようです。
その当時は大嶋信頼さんはお師匠さん催眠を教えてもらっている時で、一人のただの先生の見習いですし絶対本は書けないと思っていたそうです。
しかし10年たってから、そのスクリプトが効いてどんどんと文章が書きたくなって、ついにこの小説「催眠ガール」を出すことができたそうです。
詳細はこちらのブログより読んでください
これはすごい早く買わなくちゃ!(夢叶えられるんじゃないか!)と期待して、発売日に本屋さんに買いに行くことになりました。
私も何か夢を叶えたい~もうこんな年だけれどって感じですが…
カウンセラーの書いた小説って…おもしろいの?
私が思っていた初見はそんな感じです。
しかも主人公は高校生の女の子の話?えっ私中年男性ですが…とかちょっと思っていましたね。
でも大嶋信頼さんのいつもの本より表紙はおしゃれ!新海誠さんを感じさせるぐらいの表紙で買いやすかったです。※いつもは心理本ですからね
そしてビックリしたのが、石井克人監督が帯にコメントをくれているではないか!
もしかして大嶋信頼さんのファン?とか思ったり…
※ブログで書かれていたのが石井克人さんの本の原作の依頼だったそう。まさか映画化?日本中が元気になるかも~!と期待しますね。
主人公の夏目明日香ちゃんが羨ましくなる
ストーリーは主人公の女子高生夏目明日香ちゃんが、学校では成績がビリで先生には怒られてばかり、そして家でもお母さんお父さんから怒られて泣くような日々から始まります。
そして夏目ちゃんは通学中は小説を読んで現実逃避をしています…。
※この時点で、なんだか大嶋信頼さんの本に会うまでの自分だなとかんじました…
そんな夏目ちゃんがある日電車に乗っていると、酔っ払い同士が争っている場面に出くわします。
そして争いがエスカレートしてもう大喧嘩になる!止められないという時に、「まぁまぁまぁ」と割って入り一瞬で空気を和ませて酔っぱらいの喧嘩を止めた人がいたのです。
それが、催眠の師匠となるおっさんでした。(夏目ちゃんは偶然本屋で現代催眠に興味が出て、著者の顔を見ていたので知っていた)
悩みだらけの夏目ちゃんはもしかしたら現代催眠を学べば、なにか人生が変わるかもしれない!と催眠の師匠の電話番号を調べ、その元に行き弟子にしてください!とお願いして催眠の師匠の電話番にしてもらいます。
基本の現代催眠の手法、大嶋信頼さんもよくブログで紹介をする呼吸をあわせる方法(チューニング)を覚えます。
夏目ちゃんがチューニングをすると、電車で人を眠らせることができるようになります。(現実で私も電車で何人か眠らせました)
また授業では先生にチューニングをしているうちに、段々と教科書がおもしろく感じるようになり授業がおもしろくなってきます。
男子ともチューニングをしているうちに、遊びに誘われたりしているうちに仲良くなり…そこで夏目ちゃんは、運動音痴なのに催眠を使ってバレーボールもうまくなって周りを驚かせます…
その内に夏目ちゃんの成績がよくなってきます!
そんな中、勉強の成績が悪いと悩んでいる友達のためを思って現代催眠を習って覚えた催眠スクリプトを書いて聞かせてあげます。
その場では友達は涙を流しただけだったのですが…
そのうちに他の友達にもスクリプトを読んでいるうちに、良い変化をしていきます。
それを見た友達に相撲部を強くしてちょうだい!とお願いをされて、催眠を使った相撲で相撲部が強くなっていきます。
でもそうこうしているうちに周りで弱かった相撲部が急に強くなっていることに疑問を持たれて、夏目ちゃんが疑われ…そして、実は催眠を使っていることが周りにバレて…問題が起こるのですが…この先詳しくは、ぜひ小説でお読みください。
催眠ガールのラストとあとがきは泣いた。家族で悩んでいる人は読んでほしい
主人公の夏目ちゃんが一番悩んでいるのは、母親との関係です。
母親はご飯も作ってくれない時もあるし、なにかと文句ばかり言ってくる関係で夏目ちゃんは嫌われているのかなぁと悩んでいます。
その仲の悪い親子関係が催眠をすることで徐々に変化していくのですが、それに感動してしまって私は泣いてしまいました。
その時ばかりは、主人公が羨ましくなりました。
やっぱり誰しも父親や母親とは仲良くしたいと心の底で求めているんですね。
それが喧嘩を繰り返すうちに、修復が不可能な関係性になっているところが多いんです。
でもこの「催眠ガール」には、同じように家族が仲直りするスクリプトが書いてあるので…、もしかしたらなにか私自身も変化が起こり何かが変わるのでは…と期待をしています。
後書きは大嶋信頼さんが書いていましたが、この小説を書くまでのことを書かれたり、催眠のお師匠との思い出が書かれています。
昔に書かれた本「無意識さんの力で無敵に生きる」では特によく出てきたお師匠さん。
小説のモデルとなる催眠の師匠は、このお師匠さんがモデルです。
会話も不思議な感じでいつも優しい、自分もこんな人に会いたいって思います。
素敵な思い出が書かれていて、それにも感動をしてしまいました。
催眠ガールの感想まとめ
「催眠ガール」は小説としてもおもしろいですし、読むことであなたにも変化が訪れるかもしれません!